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Men in Pink

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    ドシコメ、ドシコメ!
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    長州、宮野は 涼みの山から
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    南京カボチャが ごろり ごろり
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    そのまた景気で ドシコメ、ドシコメ!
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    天気も上々 景気も上々
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    二つそろって ドシコメ、ドシコメ!
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    由来から言いましょうね、お宮のね。
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    オカノハラ天満宮っていうんですけどね、名前は
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    名称は
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    これは延喜5年、だから西暦905年に
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    お社が出来たんですね。
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    それから
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    天文3年、西暦1534年にですね
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    飢饉や疫病が流行しましてね
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    そして、大勢の死者が出たんですよ。
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    それで、ダイヘイシ・ショウヘイシという二人の使者をたてて
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    祭りごとをしたんです。
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    お宮にそれを祀ってね、
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    神楽を舞って、にぎやかにして、
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    神様を慰めたわけです。
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    「疫病が治るようにしてください」ということでね。
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    長州、宮野は 涼みの山から
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    南京カボチャが ごろり ごろり
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    そのまた景気で ドシコメ!
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    そして今度、お祭りのなかの
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    このながもちという行事なんですけどね、
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    これは、昔は、
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    ダイヘイシとショウヘイシを前に立てて
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    あのお祭りに代わりの人が立てて
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    昔は馬に乗って、参っていたんです。
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    だけど今は、馬がいませんし、
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    田舎の人が馬を飼っていませんからね、
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    今は徒歩で、ダイヘイシ・ショウヘイシが
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    行列を組んで行きますけども。
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    その通りに、ヤッコ、ながもちという、
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    これがながもちというんですけどね、
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    そのもう少し前に、ソナエタテといって
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    槍とか弓とか持って・・・
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    萩のお祭りをご存知でしょうか?
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    こういう動作を繰り返してね、
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    道を流して歩くわけですね。
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    このながもちというものは、もともと
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    嫁さんが、ダイヘイシ・ショウヘイシ、それから
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    荷物をこれに積んで、
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    後をついていくというわけなんです。
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    ダイヘイシ・ショウヘイシさんの荷物を積んでね。
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    だけど、今、ながもちは
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    嫁入り道具をこれに積んでいくというふうになって
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    「ながもちうた」という歌を
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    その「ながもちうた」というものは
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    嫁入りするときの歌なんですよ。
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    だから、ちょっとふざけたあれもしますけどね、
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    「どしこめ、どしこめ」というようなね
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    おもしろい掛け声でやりますけど。
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    娘にゃ婿とれ
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    そのまた景気で ドシコメ、ドシコメ!
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    おまえの子じゃないか かわいいじゃないか
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    そのまた景気で ドシコメ、ドシコメ!
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    長州、宮野は 涼みの山から
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    南京カボチャが ごろり ごろり
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    そのまた景気で ドシコメ、ドシコメ!
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    (お金をもらう・・・?)
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    お金をもらうというと語弊がありますけどね
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    お祭りごとですから
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    必要とされれば
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    うち、お祝いごとですから、
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    ひとつ恩をつけるためにね
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    うちの家に振り込んでくださいと言われればね
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    このながもちを持って、「どしこめ」とね
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    まあ、そのお礼としてですね
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    だから、玉串料というお宮に
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    あげるお金をね、
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    玉串料というんですけど
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    玉串料として、
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    いくらでもいい、金額は言いませんから
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    気持ちだけもらって
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    にぎやかにして、歩くわけです。
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    昭和16年頃ですから
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    終戦前ですよね
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    部落の人たちが
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    みんなで宮野の、オオヤマジとカワラと
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    それからもうひとつ、クマサカシという
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    奥にそういう名前の住所がありますけど
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    その3部落が受け持ってですね、
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    お祭りごとをやっておったんですけどね。
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    クマサカさんが退かれたわけです。
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    脱退されたわけです。
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    だから今は、ミヤノガワラという部落と
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    オオヤマジという部落の
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    2部落でやっておるんですよ。
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    そうして、戦時中はですね、
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    男の人がいないから
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    女の人がやったんです。
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    はい、ご婦人がね。
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    行列でやったんですよ。
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    まあ、そういう歴史もありますけどね。
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    そして、終戦後はずっと
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    この、だんだん若い人が少なくなってきましてね
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    もう年寄りだけじゃ、こういう行事は出来ないからというので
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    この、ふるさとの保存会というものを
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    新しく立ち上げてですね、
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    そこが受けもって、
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    お祭りの代わりに、今、
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    オオヤマジとカワラの代わりにですね
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    やっておるんです。
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    十三娘が 新鉢わられて
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    恥ずかしゅうないかい 恥ずかしいどころか
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    小便の出がようなって
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    結構 結構 ドシコメ、ドシコメ!
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    さっさと さぐれば 毛のなか穴だよ
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    オコデにさされて 7日のけがれ
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    ドシコメ、ドシコメ!
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    私はもう、昭和53年かな、
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    私は下関に勤めておりましたからね。
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    そしてこちらに帰って、
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    父が農業なんかをやっておりましたからね、
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    父が年をとってきたから、
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    私が帰ってきたんですよ。
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    そして帰ってきた年が、昭和53年だから、
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    平成の前ですよね、まだ。
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    昭和53年に帰ってきまして、
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    そして、ヤマの氏子を務めながら
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    毎年こうやって担ぎましたよ。
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    この前を。
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    この前専門に、
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    十何年ね。
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    ぜひ残したいと思います。
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    私の父もそう言っていたんですよ、こうやって担いで。
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    まだまだ昔は、宮野の新橋から
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    いま、今日通った道筋ですよね
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    あれは賑やかだったんです。
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    お魚屋さんとか、散髪屋さんとかね、
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    散髪屋も人気がありましたしね、
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    魚屋も、料理屋もありましたしね、
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    旅館もあったんですよ。
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    そういうふうに、この街はまだまだ賑やかだったんですよ。
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    だけどもう、いまはみんなあんなふうに
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    商売を全部やめられて、
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    転居されたりして、
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    いまはほとんど、商売する人はいないでしょう?
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    昔はそんなふうに賑やかだった。私も小さい頃には
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    小学生とか、小さい頃にね、
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    おふくろに連れられてよく見に行ったんですよ。
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    うちの親父も出ておりましたからね。
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    そういう思い出もあるので、私もぜひ、
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    やっぱり、こういうお祭りはね、
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    復活させたいと思う。
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    復活じゃなしに、
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    廃らせたらいかん、と思って
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    がんばっております。
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    まあ、今から何年がんばれるか分かりませんけどね、
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    できるだけ、お世話してあげようとおもっております。
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    まあ、そういうところでございます。
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    去年の三月三日の晩には
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    お前のほうから  惚れたじゃないかい
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    やっちょる やっちょる
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    やっちょる証拠にゃ 毛霜がふっちょる
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    そのまた景気で ドシコメ、ドシコメ!
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    大学生の手伝いはあなた方が初めてではないでしょうか、
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    わたし達もたいへん喜んでおります。
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    是非続けてください
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    大いに歓迎いたしますから。
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    そして世界に、広めてちょうだい。
Title:
Men in Pink
Video Language:
Japanese
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