Return to Video

ヒップホップ精神:高校教育もリミックスで

  • 0:11 - 0:15
    20歳のころ僕は少年院で教師をしていたんだ
  • 0:15 - 0:17
    彼らとの間には いろいろな壁を感じたけど
  • 0:17 - 0:21
    お互いに共通の話題が一つだけあるって気がついた
  • 0:21 - 0:23
    みんなヒップホップが大好きなんだ
  • 0:23 - 0:28
    それから数年は
    授業でラップばかり教えたよ
  • 0:28 - 0:31
    すると やる気がなかった生徒が
    リーダーシップを発揮するようになった
  • 0:31 - 0:34
    一緒にヒップホップ文化に関わることで
  • 0:34 - 0:35
    みんなが言葉の使い方や生活の知恵
  • 0:35 - 0:39
    お互いをもっと大切にする事を学んだ
  • 0:39 - 0:43
    考えてみると今までの教育制度は
  • 0:43 - 0:46
    黒人やラテン系そして低所得者には
    とても不公平なものだった
  • 0:46 - 0:49
    だから教育者として
    ヒップホップからもっと学べないかと考えた
  • 0:49 - 0:52
    急成長して国際的な現象になっている
    ヒップホップという文化は
  • 0:52 - 0:55
    まさにこのコミュニティーから
    生まれたものだからね
  • 0:55 - 0:57
    ここで言うヒップホップは 単なる音楽とか
  • 0:57 - 1:00
    ダンスといった普通考えられている
    メインの要素だけじゃない
  • 1:00 - 1:03
    才能や自信そして知恵なども含めたもので
  • 1:03 - 1:05
    それは抑圧された社会で育つことで磨かれる
  • 1:05 - 1:08
    ヒップホップ文化の発展が そのいい例だ
  • 1:08 - 1:11
    サウス・ブロンクスに住む 10代のジャマイカ人たちは
  • 1:11 - 1:12
    同じレコード2枚を使い
  • 1:12 - 1:14
    それらを交互に流して
  • 1:14 - 1:16
    踊りやすい部分を繰り返しながら
  • 1:16 - 1:19
    新しい音楽を創り出して行った
  • 1:19 - 1:21
    創造力にあふれた
    ビジュアル・アーティストたちは
  • 1:21 - 1:23
    自分たちを表現するのに
    ギャラリーは必要がないことに気づき
  • 1:23 - 1:26
    作品を見せるために
    電車の車両に描きだした
  • 1:26 - 1:28
    すると一瞬にして自分の作品が
    何千もの人々の目にふれるようになった
  • 1:28 - 1:31
    学校を退学して
    救済措置を受けている子たちは
  • 1:31 - 1:34
    企業家精神やラップのスキルを使って
  • 1:34 - 1:37
    ドラッグを売り 車に積んだCDを売り
  • 1:37 - 1:39
    メーシーズの商品まで売りさばく
  • 1:39 - 1:42
    こうしたことが ヒップホップ精神
  • 1:42 - 1:45
    限られた材料を自在に利用する才能だ
  • 1:45 - 1:48
    これをヒップホップ流に表現するなら
  • 1:48 - 1:51
    「無から何かをつくりだす」だろうね
  • 1:51 - 1:54
    この大胆な取り組みが
    教育制度に与える影響は何だろう
  • 1:54 - 1:57
    ヒップホップ初心者のために
    先駆者たちの業績を示すなら
  • 1:57 - 2:00
    ヒップホップのプロデューサーは
    他人の音楽をサンプリングして
  • 2:00 - 2:02
    独自の新しい曲を創り 聴衆の耳を楽しませた
  • 2:02 - 2:05
    同様にヒップホップを教育に使う時も
    いろいろなモデルを借りてきて
  • 2:05 - 2:08
    生徒の必要に応じて
    その場で独自に組み合わせ
  • 2:08 - 2:10
    教育用のプログラムを作ることができる
  • 2:10 - 2:12
    ミネソタ州にある映像専門高校を考えてみよう
  • 2:12 - 2:15
    そこでは演習を通じた学習と
    能力に合わせた課題を
  • 2:15 - 2:20
    芸術や職業
    ビジネスのトレーニングに使ったり
  • 2:20 - 2:23
    地元の大学と協力して行ったり
    学生の強いリーダーシップに結びつけている
  • 2:23 - 2:26
    前と同じ事をする必要もないし
    次も同じモデルでやる必要もない
  • 2:26 - 2:29
    いろいろな教授法をサンプリングして
    ミックスすることができる
  • 2:29 - 2:32
    だからこそ 生徒に最適なカリキュラムの
    学校が見つかる
  • 2:32 - 2:35
    ヒップホップが新鮮さにこだわっている
    ことも重要だ
  • 2:35 - 2:38
    昨日のヒット曲は もう過去のものなのだ
  • 2:38 - 2:40
    今ヒットしている曲を提供する人たちが
  • 2:40 - 2:44
    話題であり続けるには
    新しい事をしなければならない
  • 2:44 - 2:46
    世界はめまぐるしく変わっている
  • 2:46 - 2:49
    2010年にトップ10位だった仕事も
    6年前には存在しなかった
  • 2:49 - 2:53
    だから新鮮さを最高とするヒップホップの考えは
    学校にも浸透するに違いない
  • 2:53 - 2:54
    そしてまた臨機応変でいることも必要だ
  • 2:54 - 2:57
    1970年代に
    リノリウムの床の張替が
  • 2:57 - 2:58
    たくさんの家庭で行われ
  • 2:58 - 3:01
    貧しい地域では
    リノリウムの床が道路に捨てられていた
  • 3:01 - 3:05
    そこで運動場やダンス教室に
    行けない若者たちは
  • 3:05 - 3:06
    両親が捨てた床をダンスフロアにし
  • 3:06 - 3:10
    ウインドミルやヘッドスピンなどの
    新しい動きを発明し
  • 3:10 - 3:12
    ダンスの可能性を最大限まで高めた
  • 3:12 - 3:14
    手持ちの情報が不足しているので
  • 3:14 - 3:15
    教師たちは新しい指針を必要としている
  • 3:15 - 3:17
    それは 私たちが隠れて踊れる場所はどこで
  • 3:17 - 3:19
    新しい踊りは何かなどの情報だ
  • 3:19 - 3:23
    マイクやスプレー缶や
    ターンテーブルの向こうにいても
  • 3:23 - 3:26
    生徒たちは教育について
    素晴らしい考えを持っている
  • 3:26 - 3:29
    ヒップホップ精神でできるのは
    教師がヒップホップの歌を使って
  • 3:29 - 3:32
    伝統的な学校で生徒を成功させるだけではない
  • 3:32 - 3:36
    若者たちの考えを尊重し形づくれるよう
  • 3:36 - 3:37
    教育を変えることができる
  • 3:37 - 3:38
    そして生徒たちが消費者としてではなく
  • 3:38 - 3:40
    創造者として取り組んだ時に
  • 3:40 - 3:42
    素晴らしい可能性を生むのがヒップホップ精神だ
  • 3:42 - 3:46
    教師は既存の学問の深いところまで
    注目する必要はない
  • 3:46 - 3:48
    教室の外の世界を考えて
  • 3:48 - 3:50
    若者の興味や才能を根本的に反映させた
  • 3:50 - 3:53
    施設をつくる必要があるのだ
  • 3:53 - 3:55
    そして私たちが創る学校や教育制度では
  • 3:55 - 3:59
    ヒップホップを教えるだけでなく
    学校そのものがヒップホップ的でなければならない
Title:
ヒップホップ精神:高校教育もリミックスで
Description:

more » « less
Video Language:
English
Team:
Volunteer
Duration:
04:23

Japanese subtitles

Revisions Compare revisions