1 00:00:16,300 --> 00:00:18,300 カーンアカデミーといえば 2 00:00:18,300 --> 00:00:20,300 充実したビデオで知られているので 3 00:00:20,300 --> 00:00:22,300 最初に少しその一部を 4 00:00:22,300 --> 00:00:25,300 紹介ビデオで見ていただきましょう 5 00:00:25,300 --> 00:00:28,300 だから斜辺の長さは5になります 6 00:00:28,300 --> 00:00:31,300 この動物の化石が見つかるのは 南アメリカのこの地域 7 00:00:31,300 --> 00:00:33,300 帯のようになっていますね 8 00:00:33,300 --> 00:00:35,300 それにアフリカのこの地域だけです 9 00:00:35,300 --> 00:00:37,300 この曲面上で積分できますが 10 00:00:37,300 --> 00:00:40,300 記号としては ふつう大文字のΣを使います 11 00:00:40,300 --> 00:00:43,300 国民公会は公安委員会を作りました 12 00:00:43,300 --> 00:00:45,300 公安というと聞こえはよいですね 13 00:00:45,300 --> 00:00:47,300 ほら これがアルデヒドで 14 00:00:47,300 --> 00:00:49,300 これがアルコールです 15 00:00:49,300 --> 00:00:52,300 エフェクターと記憶細胞に分化し始めます 16 00:00:52,300 --> 00:00:54,300 銀河だ ほら ここにも銀河 17 00:00:54,300 --> 00:00:56,300 あ こっちにも銀河がある 18 00:00:56,300 --> 00:00:59,300 金額としては 彼らの3千万ドルに加え 19 00:00:59,300 --> 00:01:02,300 アメリカの製造業者からの2千万ドルがあります 20 00:01:02,300 --> 00:01:05,300 もしこれに心を奪われないのだとしたら 21 00:01:05,300 --> 00:01:07,300 きっと君には感情がないのでしょう 22 00:01:07,300 --> 00:01:09,300 (笑) 23 00:01:09,300 --> 00:01:14,300 (拍手) 24 00:01:14,300 --> 00:01:16,300 サイトにあるビデオは 25 00:01:16,300 --> 00:01:18,300 今や2,200本にのぼり 26 00:01:18,300 --> 00:01:20,300 算数の基本から 27 00:01:20,300 --> 00:01:22,300 ベクトル解析まで網羅し 28 00:01:22,300 --> 00:01:25,300 他にもご覧いただいたようなものがあります 29 00:01:25,300 --> 00:01:28,300 月に100万の生徒が利用し 30 00:01:28,300 --> 00:01:32,300 1日に10万から20万回ビデオが見られています 31 00:01:32,300 --> 00:01:34,300 今回は私たちが取り組んでいる 32 00:01:34,300 --> 00:01:36,300 次の段階についてお話しします 33 00:01:36,300 --> 00:01:38,300 しかしその前に 34 00:01:38,300 --> 00:01:41,300 これを始めた経緯についてお話ししましょう 35 00:01:42,300 --> 00:01:44,300 ご存じの方もいるかもしれませんが 36 00:01:44,300 --> 00:01:47,300 5年前 私はヘッジファンドのアナリストでした 37 00:01:47,300 --> 00:01:49,300 ボストンに住んでいて 38 00:01:49,300 --> 00:01:52,300 ニューオリンズのいとこに 遠隔で家庭教師をしていました 39 00:01:52,300 --> 00:01:55,300 それから何かの足しになればと思って 40 00:01:55,300 --> 00:01:57,300 YouTubeにビデオをアップし始めました 41 00:01:57,300 --> 00:01:59,300 いとこが復習に使える 42 00:01:59,300 --> 00:02:02,300 おまけのようなものとしてです 43 00:02:02,300 --> 00:02:04,300 YouTubeビデオをアップしてすぐ 44 00:02:04,300 --> 00:02:06,300 面白いことが 45 00:02:06,300 --> 00:02:08,300 いろいろありました 46 00:02:08,300 --> 00:02:11,300 いとこが感想を聞かせてくれたんですが 47 00:02:11,300 --> 00:02:13,300 YouTubeビデオの方が 48 00:02:13,300 --> 00:02:16,300 私から直接習うより いいそうです 49 00:02:16,300 --> 00:02:23,300 (笑) 50 00:02:24,300 --> 00:02:27,300 何か褒め殺しみたいですが 51 00:02:27,300 --> 00:02:29,300 これはすごく根本的なことです 52 00:02:29,300 --> 00:02:31,300 彼らには生身の私より 53 00:02:31,300 --> 00:02:33,300 再生された私の方が 54 00:02:33,300 --> 00:02:35,300 ありがたかったのです 55 00:02:35,300 --> 00:02:37,300 一見直感に反するようですが 56 00:02:37,300 --> 00:02:40,300 彼らの立場になって考えると理解できます 57 00:02:40,300 --> 00:02:42,300 私に時間を割かせる負い目なしに 58 00:02:42,300 --> 00:02:44,300 授業を一時停止したり 59 00:02:44,300 --> 00:02:47,300 繰り返し再生したりできます 60 00:02:47,300 --> 00:02:50,300 何週間前とか 何年前とかに 61 00:02:50,300 --> 00:02:52,300 学んでいたはずのことを 62 00:02:52,300 --> 00:02:55,300 復習しなければならない時も 63 00:02:55,300 --> 00:02:57,300 恐縮しながら頼む必要はありません 64 00:02:57,300 --> 00:03:00,300 単にビデオを見ればよく 退屈な部分は飛ばすこともできます 65 00:03:00,300 --> 00:03:02,300 好きなときに 自分のペースで見られます 66 00:03:02,300 --> 00:03:07,300 もう1つ ビデオにはありがたい利点があります 67 00:03:07,300 --> 00:03:09,300 新しい学習課題を 68 00:03:09,300 --> 00:03:11,300 はじめて 69 00:03:11,300 --> 00:03:14,300 頭に入れようとしているとき 70 00:03:14,300 --> 00:03:16,300 一番嫌なのは 71 00:03:16,300 --> 00:03:19,300 他の人に「理解できたか?」と聞かれることでしょう 72 00:03:19,300 --> 00:03:22,300 直接教えていたときには私もよく聞いていました 73 00:03:22,300 --> 00:03:25,300 今や彼らは自分の部屋で 74 00:03:25,300 --> 00:03:28,300 くつろいで勉強することができるのです 75 00:03:29,300 --> 00:03:31,300 それからこんなこともありました 76 00:03:31,300 --> 00:03:34,300 YouTubeにアップしたとき 別に— 77 00:03:34,300 --> 00:03:36,300 非公開にすべき理由もなかったので 78 00:03:36,300 --> 00:03:38,300 誰でも見られるようにしていたんですが 79 00:03:38,300 --> 00:03:40,300 そうしたら ビデオを見た 80 00:03:40,300 --> 00:03:43,300 世界中の人から コメントや手紙や 81 00:03:43,300 --> 00:03:45,300 様々な反応を 82 00:03:45,300 --> 00:03:47,300 受け取るようになりました 83 00:03:47,300 --> 00:03:50,300 いくつかご紹介しましょう 84 00:03:50,300 --> 00:03:53,300 これは最初の微積のビデオに対して 85 00:03:53,300 --> 00:03:55,300 ある人がYouTubeに 86 00:03:55,300 --> 00:03:57,300 書き込んだコメントです 87 00:03:57,300 --> 00:04:00,300 「微分をしていて笑顔になったのはこれが初めてです」 88 00:04:00,300 --> 00:04:02,300 (笑) 89 00:04:02,300 --> 00:04:04,300 考えてみてください 90 00:04:04,300 --> 00:04:06,300 この人は微分をしていて 91 00:04:06,300 --> 00:04:09,300 笑みを浮かべたのです 92 00:04:09,300 --> 00:04:12,300 このコメントへのレスポンスとして 同じスレッドに 93 00:04:12,300 --> 00:04:14,300 他の人が書いています 94 00:04:14,300 --> 00:04:16,300 「僕も同じです 95 00:04:16,300 --> 00:04:19,300 ナチュラルハイになって 1日良い気分でした 96 00:04:19,300 --> 00:04:21,300 授業で見ていた 97 00:04:21,300 --> 00:04:24,300 『マトリックス』(行列)の教科書を全部思い出して 98 00:04:24,300 --> 00:04:27,300 なんか“カンフー修得”って感じです」 99 00:04:27,300 --> 00:04:31,300 (笑) 100 00:04:31,300 --> 00:04:33,300 そういう反応がたくさんあります 101 00:04:33,300 --> 00:04:35,300 確かに人々の役に立っていたのです 102 00:04:35,300 --> 00:04:38,300 見る人の数はどんどん増えていき 103 00:04:38,300 --> 00:04:41,300 手紙を受け取るようにもなり 104 00:04:41,300 --> 00:04:43,300 あのビデオは「何かの足し」という 105 00:04:43,300 --> 00:04:45,300 以上のものなのだと気づきました 106 00:04:45,300 --> 00:04:47,300 これはそういった 107 00:04:47,300 --> 00:04:49,300 手紙の1つです 108 00:04:49,300 --> 00:04:51,300 「12歳になる私の息子は自閉症で 109 00:04:51,300 --> 00:04:53,300 数学ではすごく苦労していました 110 00:04:53,300 --> 00:04:55,300 あらゆるものを見て 買って 111 00:04:55,300 --> 00:04:57,300 試す中で あなたのビデオに出会い 112 00:04:57,300 --> 00:05:00,300 そこで初めて 小数を理解できたのです 113 00:05:00,300 --> 00:05:03,300 その次の手強い分数も理解できました 114 00:05:03,300 --> 00:05:05,300 信じられない気持ちです 115 00:05:05,300 --> 00:05:07,300 息子はもう夢中になっています」 116 00:05:07,300 --> 00:05:09,300 考えてみてください 117 00:05:09,300 --> 00:05:12,300 私はヘッジファンドのアナリストだったんです 118 00:05:12,300 --> 00:05:15,300 それが社会的に価値あることをやるなんて変な話です 119 00:05:15,300 --> 00:05:18,300 (笑) 120 00:05:18,300 --> 00:05:25,300 (拍手) 121 00:05:25,300 --> 00:05:28,300 私はとても嬉しくなって続けました 122 00:05:28,300 --> 00:05:30,300 そうして気づいたのは 123 00:05:30,300 --> 00:05:33,300 私のビデオは いとこや 手紙を送ってくれた人たちに 124 00:05:33,300 --> 00:05:35,300 今 役立つというだけでなく 125 00:05:35,300 --> 00:05:37,300 教えている内容は古くはならないので 126 00:05:37,300 --> 00:05:39,300 子や孫の世代にも 127 00:05:39,300 --> 00:05:41,300 役立つかもしれないということです 128 00:05:41,300 --> 00:05:43,300 もしアイザック・ニュートンが 129 00:05:43,300 --> 00:05:45,300 微積のYouTubeビデオを残していたら 130 00:05:45,300 --> 00:05:47,300 私がやる必要はなかったんです 131 00:05:47,300 --> 00:05:49,300 (笑) 132 00:05:49,300 --> 00:05:52,300 まあ彼がうまかったらの話ですが 133 00:05:52,300 --> 00:05:54,300 (笑) 134 00:05:54,300 --> 00:05:56,300 この時点でもまだ私は 135 00:05:56,300 --> 00:05:58,300 「きっといい補習教材になってるんだ 136 00:05:58,300 --> 00:06:00,300 やる気のある生徒や 親に教わる人には 137 00:06:00,300 --> 00:06:02,300 役立つのだろう」と思っていました 138 00:06:02,300 --> 00:06:04,300 これが学校の教室に入り込むとは 139 00:06:04,300 --> 00:06:06,300 予想していませんでした 140 00:06:06,300 --> 00:06:08,300 でも学校の先生から手紙が来て 141 00:06:08,300 --> 00:06:10,300 その先生の曰く 142 00:06:10,300 --> 00:06:12,300 「私たちはあなたのビデオを使って 143 00:06:12,300 --> 00:06:15,300 教室をひっくり返しました・・・」 144 00:06:15,300 --> 00:06:18,300 これは将来アメリカ中の教室で起きることかもしれません 145 00:06:18,300 --> 00:06:21,300 「・・・宿題としてビデオを見てくるように指示しています 146 00:06:21,300 --> 00:06:23,300 そして以前は宿題にしていたことを 147 00:06:23,300 --> 00:06:26,300 生徒たちは今や 教室でやっているのです」 148 00:06:26,300 --> 00:06:29,300 少し立ち止まって・・・ 149 00:06:29,300 --> 00:06:33,300 (拍手) 150 00:06:33,300 --> 00:06:35,300 ・・・立ち止まってよく考えたいのです 151 00:06:35,300 --> 00:06:37,300 これにはとても興味深い点があるからです 152 00:06:37,300 --> 00:06:39,300 先生たちがそうすれば 153 00:06:39,300 --> 00:06:41,300 明らかな利点が生じます 154 00:06:41,300 --> 00:06:43,300 つまり 生徒たちは 私のいとこ同様に 155 00:06:43,300 --> 00:06:45,300 ビデオを楽しむことができるのです 156 00:06:45,300 --> 00:06:47,300 一時停止し 繰り返し再生し 157 00:06:47,300 --> 00:06:49,300 自分のペースで進められます 158 00:06:49,300 --> 00:06:51,300 しかしもっと面白いのは 159 00:06:51,300 --> 00:06:54,300 教室でのテクノロジー利用の話としては 直感に反するでしょうが 160 00:06:54,300 --> 00:06:57,300 一律的な講義を教室からなくし 161 00:06:57,300 --> 00:07:00,300 生徒に家で自分のペースで講義を受けさせ 162 00:07:00,300 --> 00:07:03,300 その後 教室で 先生のいるところで 163 00:07:03,300 --> 00:07:05,300 宿題をさせて 164 00:07:05,300 --> 00:07:08,300 先生や他の生徒と交流できようにすることで 165 00:07:08,300 --> 00:07:11,300 先生たちは教室をテクノロジーによって 166 00:07:11,300 --> 00:07:13,300 より人間的なものに変えたのです 167 00:07:13,300 --> 00:07:16,300 教室というのはこれまで非人間的な場でした 168 00:07:16,300 --> 00:07:18,300 30人の子どもたちは 口を閉じ 169 00:07:18,300 --> 00:07:20,300 互いにおしゃべりすることができず 170 00:07:20,300 --> 00:07:22,300 先生はいかに優れていようと 171 00:07:22,300 --> 00:07:24,300 十把一絡げの授業を 172 00:07:24,300 --> 00:07:26,300 30人の無表情で少し反抗的な 173 00:07:26,300 --> 00:07:28,300 生徒相手に進めることになります 174 00:07:28,300 --> 00:07:30,300 それが今や人間的な体験へと変わり 175 00:07:30,300 --> 00:07:32,300 互いにコミュニケートできるのです 176 00:07:32,300 --> 00:07:34,300 それでカーンアカデミーを・・・ 177 00:07:34,300 --> 00:07:36,300 私は仕事もやめて 178 00:07:36,300 --> 00:07:38,300 ちゃんとした組織を作り 179 00:07:38,300 --> 00:07:40,300 非営利組織にしました 180 00:07:40,300 --> 00:07:43,300 問題は これをどう次の段階へと進めるかです 181 00:07:43,300 --> 00:07:45,300 どうすればあの先生たちのやっていることが 182 00:07:45,300 --> 00:07:47,300 当然の帰結になるのでしょう? 183 00:07:47,300 --> 00:07:49,300 ご覧いただいているのは 184 00:07:49,300 --> 00:07:51,300 私がいとこのために 185 00:07:51,300 --> 00:07:54,300 作るようになった演習問題です 186 00:07:54,300 --> 00:07:56,300 最初のはもっと素朴なものでしたが 187 00:07:56,300 --> 00:07:59,300 これはずっと改良されています 188 00:07:59,300 --> 00:08:02,300 課題を理解して10問連続で正解するまで 189 00:08:02,300 --> 00:08:04,300 いくらでも問題を 190 00:08:04,300 --> 00:08:06,300 生成するようになっています 191 00:08:06,300 --> 00:08:08,300 カーンアカデミーのビデオもあるし 192 00:08:08,300 --> 00:08:10,300 解き方が分からなければ 193 00:08:10,300 --> 00:08:12,300 ヒントを見られるようになっています 194 00:08:12,300 --> 00:08:14,300 とてもシンプルなもので 195 00:08:14,300 --> 00:08:16,300 10問連続で解けたら先に進みます 196 00:08:16,300 --> 00:08:19,300 これは今教室で行われていることとは根本的に異なります 197 00:08:19,300 --> 00:08:21,300 従来の教室では 198 00:08:21,300 --> 00:08:23,300 宿題があり 199 00:08:23,300 --> 00:08:25,300 宿題 授業 宿題 授業 200 00:08:25,300 --> 00:08:27,300 それに小テストがあります 201 00:08:27,300 --> 00:08:29,300 理解できたのが70%だろうと80%だろうと 202 00:08:29,300 --> 00:08:32,300 90%だろうと95%だろうと 203 00:08:32,300 --> 00:08:34,300 授業は先へと進められます 204 00:08:34,300 --> 00:08:36,300 95%が理解したとしても 205 00:08:36,300 --> 00:08:38,300 5%の人はどうなるのでしょう? 206 00:08:38,300 --> 00:08:41,300 0乗が何になるのか知らなくとも 207 00:08:41,300 --> 00:08:43,300 それを基礎にした次の概念を学ぶのです 208 00:08:43,300 --> 00:08:45,300 自転車の乗り方を そんな風に 209 00:08:45,300 --> 00:08:47,300 覚えるとしたらどうでしょう? 210 00:08:47,300 --> 00:08:50,300 はじめに乗り方の説明をして 211 00:08:50,300 --> 00:08:52,300 それから2週間ほど自転車で実習させ 212 00:08:52,300 --> 00:08:54,300 その2週間が終わったら 言うのです 213 00:08:54,300 --> 00:08:56,300 「チェックするぞ 左折に難があるな 214 00:08:56,300 --> 00:08:58,300 きちっと止まれないようだ 215 00:08:58,300 --> 00:09:00,300 君は自転車乗りとしては80点だ」 216 00:09:00,300 --> 00:09:04,300 そして大きな「可」のスタンプを額に押すと 217 00:09:04,300 --> 00:09:07,300 「じゃあ次は一輪車だ」と言うのです 218 00:09:07,300 --> 00:09:09,300 馬鹿げた話に聞こえるでしょうが 219 00:09:09,300 --> 00:09:11,300 今教室で行われているのは 220 00:09:11,300 --> 00:09:13,300 まさにそういうことなのです 221 00:09:13,300 --> 00:09:16,300 先へ進んでいくと できる生徒でも 222 00:09:16,300 --> 00:09:18,300 代数で急に分からなくなったり 223 00:09:18,300 --> 00:09:21,300 微積で急に分からなくなったりします 224 00:09:21,300 --> 00:09:23,300 生徒や先生がちゃんとしていてもです 225 00:09:23,300 --> 00:09:25,300 その理由は 基礎の部分に 226 00:09:25,300 --> 00:09:27,300 スイスチーズみたいな穴があるためです 227 00:09:27,300 --> 00:09:29,300 私たちのやり方では 228 00:09:29,300 --> 00:09:31,300 数学も自転車と同じように 229 00:09:31,300 --> 00:09:33,300 学びます 230 00:09:33,300 --> 00:09:36,300 自転車に乗っては転び 231 00:09:36,300 --> 00:09:39,300 乗りこなせるようになるまで 必要なだけ続けます 232 00:09:39,300 --> 00:09:41,300 従来的なモデルでは 233 00:09:41,300 --> 00:09:43,300 実験して失敗したら罰を与えられますが 234 00:09:43,300 --> 00:09:45,300 それは上達への道ではありません 235 00:09:45,300 --> 00:09:48,300 私たちは実験すること 失敗することを勧めています 236 00:09:48,300 --> 00:09:51,300 そしてマスターできると信じています 237 00:09:51,300 --> 00:09:53,300 これはまた別な教材です 238 00:09:53,300 --> 00:09:55,300 これは三角関数 239 00:09:55,300 --> 00:09:58,300 これは関数の平行移動と対称移動 240 00:09:58,300 --> 00:10:00,300 それがグループになっていて 241 00:10:00,300 --> 00:10:02,300 そういうグループが90ほどあります 242 00:10:02,300 --> 00:10:05,300 無料でご覧いただけます 何かを売ろうというのではありません 243 00:10:05,300 --> 00:10:08,300 すべてがこの知識マップに当てはまるようになっています 244 00:10:08,300 --> 00:10:11,300 一番上にあるのは 文字通り1桁の足し算です 245 00:10:11,300 --> 00:10:14,300 1足す1は2みたいなことを学びます 246 00:10:14,300 --> 00:10:16,300 そして10問連続で解けるようになったら 247 00:10:16,300 --> 00:10:19,300 だんだんと難しい題材に進んでいきます 248 00:10:19,300 --> 00:10:22,300 この知識マップを下へと進んでいくと 249 00:10:22,300 --> 00:10:25,300 上級の算数が出てきます 250 00:10:25,300 --> 00:10:28,300 さらに進むと 小学校や中学校の代数があり 251 00:10:28,300 --> 00:10:32,300 さらに進むと代数I 代数II 252 00:10:32,300 --> 00:10:34,300 さらに解析入門が出てきます 253 00:10:34,300 --> 00:10:37,300 ここからすべてのことを教えようと考えています 254 00:10:37,300 --> 00:10:39,300 まあ このような枠組みで 255 00:10:39,300 --> 00:10:41,300 教えられることは ということですが 256 00:10:41,300 --> 00:10:43,300 私たちが取り組んでいるのは 257 00:10:43,300 --> 00:10:45,300 この知識マップによって 258 00:10:45,300 --> 00:10:47,300 論理学や プログラミングや 259 00:10:47,300 --> 00:10:50,300 文法や 遺伝学を 260 00:10:50,300 --> 00:10:52,300 基礎から学んでいくことができ 261 00:10:52,300 --> 00:10:54,300 これとこれが分かれば 次にこれを学べると 262 00:10:54,300 --> 00:10:56,300 わかるようにすることです 263 00:10:56,300 --> 00:10:59,300 これは個人で学ぶ人に最適です 264 00:10:59,300 --> 00:11:01,300 皆さんもお子さんと やってみてください 265 00:11:01,300 --> 00:11:03,300 皆さん自身も ぜひやってみてください 266 00:11:03,300 --> 00:11:06,300 きっと夕食のテーブルでの会話が変わるでしょう 267 00:11:06,300 --> 00:11:08,300 先ほどの先生がメールしてくれた 268 00:11:08,300 --> 00:11:10,300 教室をひっくり返すことを 269 00:11:10,300 --> 00:11:13,300 当然のことに変えるのが 私たちの目指していることです 270 00:11:13,300 --> 00:11:15,300 これはロスアルトス学区で 271 00:11:15,300 --> 00:11:17,300 試験的に行っているデータです 272 00:11:17,300 --> 00:11:20,300 5年生のクラス2つと 7年生のクラス2つで 273 00:11:20,300 --> 00:11:22,300 数学のカリキュラムを刷新しました 274 00:11:22,300 --> 00:11:24,300 子どもたちは教科書を使いません 275 00:11:24,300 --> 00:11:26,300 十把一絡げの授業もありません 276 00:11:26,300 --> 00:11:28,300 数学の授業の半分で カーンアカデミーの 277 00:11:28,300 --> 00:11:30,300 ソフトウェアを使っています 278 00:11:30,300 --> 00:11:33,300 これが完結した数学教育だと思っているわけではありません 279 00:11:33,300 --> 00:11:35,300 これが実際にしているのは 280 00:11:35,300 --> 00:11:37,300 時間を作り出すということです 281 00:11:37,300 --> 00:11:39,300 つまずき 体当たりすることで 282 00:11:39,300 --> 00:11:41,300 連立方程式をしっかり身に付けられ 283 00:11:41,300 --> 00:11:44,300 一方でシミュレーションやゲームをやり 284 00:11:44,300 --> 00:11:46,300 力学やロボット製作を学び 285 00:11:46,300 --> 00:11:49,300 影の長さで丘の高さを測るための 時間を作り出せるのです 286 00:11:49,300 --> 00:11:52,300 基本としては 先生が毎日やってきて 287 00:11:52,300 --> 00:11:54,300 子どもたちは自分のペースでやります 288 00:11:54,300 --> 00:11:57,300 これはロスアルトス学区のダッシュボードで 289 00:11:57,300 --> 00:11:59,300 彼らが実際に見ているものです 290 00:11:59,300 --> 00:12:01,300 縦に生徒が並んでいて 291 00:12:01,300 --> 00:12:03,300 横に学習課題が並んでいます 292 00:12:03,300 --> 00:12:05,300 緑色は生徒が既に理解していること 293 00:12:05,300 --> 00:12:07,300 青は学習中で問題がないこと 294 00:12:07,300 --> 00:12:09,300 赤は行き詰まっていることを示しています 295 00:12:09,300 --> 00:12:12,300 先生がするのは 296 00:12:12,300 --> 00:12:14,300 「ひとつ赤い子を見てやろう」ということです 297 00:12:14,300 --> 00:12:16,300 もっといいのは 「この課題を 298 00:12:16,300 --> 00:12:18,300 もう理解している緑の子に 299 00:12:18,300 --> 00:12:20,300 クラスメートを教えてもらおう」 300 00:12:20,300 --> 00:12:23,300 ということです 301 00:12:24,300 --> 00:12:31,300 (拍手) 302 00:12:31,300 --> 00:12:33,300 私はデータを駆使する世界にいたので 303 00:12:33,300 --> 00:12:35,300 先生たちには 子どもたちに 304 00:12:35,300 --> 00:12:37,300 ばつの悪い質問をさせたくありません 305 00:12:37,300 --> 00:12:39,300 「分からないのは何?」とか 306 00:12:39,300 --> 00:12:41,300 「どこまで分かった?」とか 307 00:12:41,300 --> 00:12:44,300 先生たちには 可能な限り情報の武器を渡します 308 00:12:44,300 --> 00:12:46,300 金融やマーケティングのような分野同様 309 00:12:46,300 --> 00:12:48,300 教育にもデータが必要です 310 00:12:48,300 --> 00:12:51,300 先生は生徒の抱えている問題を把握して 311 00:12:51,300 --> 00:12:54,300 生徒との対話を効果的に行えます 312 00:12:54,300 --> 00:12:57,300 これによって それぞれの生徒が何をやっているかわかり 313 00:12:57,300 --> 00:12:59,300 毎日の勉強時間 見ているビデオ 314 00:12:59,300 --> 00:13:01,300 いつ止めたか やめたのは何か 315 00:13:01,300 --> 00:13:03,300 どの練習問題をしているか 316 00:13:03,300 --> 00:13:05,300 どこに集中しているかがわかります 317 00:13:05,300 --> 00:13:08,300 外側の輪はやっている練習問題の範囲を示し 318 00:13:08,300 --> 00:13:11,300 内側の輪は見ているビデオの範囲を示しています 319 00:13:11,300 --> 00:13:13,300 データはとても細かいので 320 00:13:13,300 --> 00:13:16,300 生徒ができる問題 できない問題が正確にわかります 321 00:13:16,300 --> 00:13:18,300 赤は間違いで 青は正解です 322 00:13:18,300 --> 00:13:20,300 一番左は最初にやった問題で 323 00:13:20,300 --> 00:13:22,300 そこでビデオを見ています 324 00:13:22,300 --> 00:13:25,300 そして最後には10問連続で解けました 325 00:13:25,300 --> 00:13:28,300 生徒がその10問を解いているのを実際に見ているかのようです 326 00:13:28,300 --> 00:13:30,300 どんどん早くなっています 327 00:13:30,300 --> 00:13:32,300 高さはかかった時間を表しています 328 00:13:34,300 --> 00:13:37,300 マイペースの学習というのはみんなに有用なものです 329 00:13:37,300 --> 00:13:41,300 教育用語では個別化学習と呼んでいますが 330 00:13:41,300 --> 00:13:44,300 実際教室でやると すごいものがあります 331 00:13:44,300 --> 00:13:46,300 私たちがこれをやるたびに 332 00:13:46,300 --> 00:13:49,300 どの教室でも見られるのは 333 00:13:49,300 --> 00:13:51,300 5日もすると 334 00:13:51,300 --> 00:13:53,300 競って上がっていく子どもたちと 335 00:13:53,300 --> 00:13:55,300 もっと遅い子どもたちとに分かれます 336 00:13:55,300 --> 00:13:57,300 今までは ある時点で評価をして 337 00:13:57,300 --> 00:14:00,300 「この子はできる子 この子はできない子だ」と言っていました 338 00:14:00,300 --> 00:14:02,300 「別々に扱うべきかもしれない 339 00:14:02,300 --> 00:14:04,300 クラスを分けたほうがいいかも」 340 00:14:04,300 --> 00:14:06,300 でも自分のペースでやらせると 341 00:14:06,300 --> 00:14:09,300 これは何度も目にしていることなのですが 342 00:14:09,300 --> 00:14:11,300 最初のいくつかの課題を学ぶときに 343 00:14:11,300 --> 00:14:13,300 時間のかかっていた子どもたちが 344 00:14:13,300 --> 00:14:15,300 それを理解したあと 345 00:14:15,300 --> 00:14:17,300 急に上昇を始めるのです 346 00:14:17,300 --> 00:14:20,300 6週間前にはできない子と思っていた子が 347 00:14:20,300 --> 00:14:22,300 今やできる子になっているのです 348 00:14:22,300 --> 00:14:24,300 そういうことは何度もあります 349 00:14:24,300 --> 00:14:26,300 私たちが恩恵を受けている 350 00:14:26,300 --> 00:14:29,300 肩書きのどれほどが 実際は 351 00:14:29,300 --> 00:14:32,300 偶然にもたらされたものかと思います 352 00:14:35,300 --> 00:14:37,300 ロスアルトスのような場所で 353 00:14:37,300 --> 00:14:40,300 同様に重要な点として 354 00:14:40,300 --> 00:14:42,300 私たちが目指しているのは 355 00:14:42,300 --> 00:14:45,300 世界的なスケールで 356 00:14:45,300 --> 00:14:47,300 教育の場を人間的にすることです 357 00:14:47,300 --> 00:14:49,300 これは興味深い視点をもたらします 358 00:14:49,300 --> 00:14:52,300 教室をより人間的なものにする努力は もっぱら 359 00:14:52,300 --> 00:14:55,300 「生徒あたりの先生の数」に向けられています 360 00:14:55,300 --> 00:14:57,300 私たちから見ると 重要な指標は 361 00:14:57,300 --> 00:15:00,300 「生徒あたりの 貴重で人間的な先生の時間」 362 00:15:00,300 --> 00:15:02,300 であるべきなのです 363 00:15:02,300 --> 00:15:04,300 従来のやり方では 先生の時間のほとんどは 364 00:15:04,300 --> 00:15:07,300 講義したり成績をつけたりすることに費やされます 365 00:15:07,300 --> 00:15:09,300 生徒の横について一緒に取り組む時間は 366 00:15:09,300 --> 00:15:11,300 せいぜい5%といったものでしょう 367 00:15:11,300 --> 00:15:13,300 今や100%の時間をそこに充てられます 368 00:15:13,300 --> 00:15:16,300 テクノロジーを使うことで 教室をひっくり返すだけでなく 369 00:15:16,300 --> 00:15:18,300 教室を人間的にすることができるのです 370 00:15:18,300 --> 00:15:21,300 それも5倍 10倍という割合でです 371 00:15:21,300 --> 00:15:23,300 これはロスアルトスで有効でしたが 372 00:15:23,300 --> 00:15:25,300 大学に入り直すために 373 00:15:25,300 --> 00:15:27,300 当然の知識を勉強し直そうとして 374 00:15:27,300 --> 00:15:29,300 戸惑っている大人にも役立ちます 375 00:15:29,300 --> 00:15:32,300 日中は家族のため働かなければならず 376 00:15:32,300 --> 00:15:35,300 そのため学校に行くことができない 377 00:15:35,300 --> 00:15:38,300 カルカッタの路上の子どもにも 378 00:15:38,300 --> 00:15:40,300 役に立つでしょう 379 00:15:40,300 --> 00:15:43,300 今や彼らは毎日2時間使ってみんなに追いつき 380 00:15:43,300 --> 00:15:45,300 自分の無学に 381 00:15:45,300 --> 00:15:48,300 恥ずかしい思いをせずにすむのです 382 00:15:48,300 --> 00:15:50,300 教室の中で 383 00:15:50,300 --> 00:15:52,300 クラスメートが教え合うところを 384 00:15:52,300 --> 00:15:54,300 想像してみてください 385 00:15:54,300 --> 00:15:56,300 これは同じ1つのシステムですから 386 00:15:56,300 --> 00:15:58,300 この教え合いを 387 00:15:58,300 --> 00:16:00,300 1つの教室の中に 388 00:16:00,300 --> 00:16:02,300 限るべき理由はありません 389 00:16:02,300 --> 00:16:05,300 カルカッタの生徒が 突如皆さんのお子さんを教えはじめ 390 00:16:05,300 --> 00:16:07,300 皆さんのお子さんも 391 00:16:07,300 --> 00:16:10,300 カルカッタの子どもに教えるところを 想像してみてください 392 00:16:10,300 --> 00:16:12,300 今現れようとしているのは 393 00:16:12,300 --> 00:16:18,300 全世界が1つの教室になるということです 394 00:16:18,300 --> 00:16:22,300 それが私たちの作ろうとしているものです 395 00:16:22,300 --> 00:16:24,300 どうもありがとうございました 396 00:16:24,300 --> 00:17:05,300 (スタンディングオベーション) 397 00:17:05,300 --> 00:17:08,300 君がこのシステムでやっている 398 00:17:08,300 --> 00:17:10,300 モチベーションやフィードバックに関すること 399 00:17:10,300 --> 00:17:13,300 ポイントやバッジといったものを見せてもらったけど 400 00:17:13,300 --> 00:17:15,300 どんなことを考えているのか教えてもらえる? 401 00:17:15,300 --> 00:17:17,300 ええ すごいチームが取り組んでいます 402 00:17:17,300 --> 00:17:19,300 もう私1人でやっているわけではありません 403 00:17:19,300 --> 00:17:21,300 ビデオは今もすべて私が作っていますが 404 00:17:21,300 --> 00:17:23,300 ソフトウェアを作っている最高のチームがいます 405 00:17:23,300 --> 00:17:25,300 いろんなゲームの要素を組み込んでいて 406 00:17:25,300 --> 00:17:27,300 地域ごとのスコアボードがあり 407 00:17:27,300 --> 00:17:30,300 バッジがもらえたり ポイントがついたりします 408 00:17:30,300 --> 00:17:32,300 実際すごくおもしろいです 409 00:17:32,300 --> 00:17:35,300 バッジの名前や 何をやったら何ポイントもらえるということで 410 00:17:35,300 --> 00:17:37,300 何万という5年生 6年生たちが 411 00:17:37,300 --> 00:17:39,300 こっちに向かったり 412 00:17:39,300 --> 00:17:41,300 あっちに向かったりしています 413 00:17:41,300 --> 00:17:43,300 あのバッジがもらえるぞということで 414 00:17:43,300 --> 00:17:45,300 (笑) 415 00:17:45,300 --> 00:17:48,300 ロスアルトスでやっている共同作業は 416 00:17:48,300 --> 00:17:50,300 どうやって始まったの? 417 00:17:50,300 --> 00:17:52,300 ロスアルトスはすごいです 418 00:17:52,300 --> 00:17:55,300 教室で使われることになるなんて 元々考えてなかったんですが 419 00:17:56,300 --> 00:17:58,300 あるとき委員の人たちが来て聞きました 420 00:17:58,300 --> 00:18:00,300 「教室を白紙委任すると言ったら どうしますか」 421 00:18:00,300 --> 00:18:03,300 「私ならただ生徒たちに自分のペースでやらせ 422 00:18:03,300 --> 00:18:05,300 ダッシュボードを用意します」と答えました 423 00:18:05,300 --> 00:18:08,300 すると「それは過激ですね 考えさせてください」と言いました 424 00:18:08,300 --> 00:18:10,300 私やチームのみんなは「やりましょうとは 425 00:18:10,300 --> 00:18:12,300 まず言わないだろうね」と思っていたのに 426 00:18:12,300 --> 00:18:15,300 次の日に「2週間後から始めていただけますか」と言われたんです 427 00:18:15,300 --> 00:18:17,300 (笑) 428 00:18:17,300 --> 00:18:20,300 今やっているのは5年生の数学だったよね? 429 00:18:20,300 --> 00:18:23,300 5年生のクラス2つと 7年生のクラス2つです 430 00:18:23,300 --> 00:18:25,300 地区というレベルでやっています 431 00:18:25,300 --> 00:18:28,300 先生たちが喜んでいるのは 子どもたちを追跡できる点です 432 00:18:28,300 --> 00:18:30,300 学校の中だけではありません 433 00:18:30,300 --> 00:18:32,300 クリスマスだろうと 勉強している子どもたちがいます 434 00:18:32,300 --> 00:18:34,300 あらゆることを追跡できます 435 00:18:34,300 --> 00:18:36,300 地区全体で子どもたちを追跡できるのです 436 00:18:36,300 --> 00:18:38,300 年度の区切りで先生が変わっても 437 00:18:38,300 --> 00:18:40,300 途切れることなく 438 00:18:40,300 --> 00:18:42,300 地区というレベルでデータを見られます 439 00:18:42,300 --> 00:18:44,300 今見てきた画面は 440 00:18:44,300 --> 00:18:46,300 子どもたちがどういう具合か 441 00:18:46,300 --> 00:18:49,300 先生が追いかけられるようにするためのものだね 442 00:18:49,300 --> 00:18:51,300 だからこれを見た先生たちから 443 00:18:51,300 --> 00:18:54,300 フィードバックを得られるわけだね? 444 00:18:54,300 --> 00:18:57,300 ええ この多くは先生たちの要望で作ったものです 445 00:18:57,300 --> 00:19:00,300 子どもたちが自分のデータを見られるように作ったものもありますけど 446 00:19:00,300 --> 00:19:03,300 先生たちとしっかり連携してやっています 447 00:19:03,300 --> 00:19:06,300 「これはいいんだけど ここのところを・・・」と要望が来ます 448 00:19:06,300 --> 00:19:08,300 たとえば先生たちが 449 00:19:08,300 --> 00:19:10,300 「どうもみんな あちこち飛び回っていて 450 00:19:10,300 --> 00:19:12,300 集中していないようだ」と言うので 451 00:19:12,300 --> 00:19:14,300 あのフォーカスダイアグラムを作りました 452 00:19:14,300 --> 00:19:16,300 だから先生主導でやっています 453 00:19:16,300 --> 00:19:18,300 ほんとにすごいです 454 00:19:18,300 --> 00:19:20,300 大々的に使われる準備ができていると思う? 455 00:19:20,300 --> 00:19:23,300 来年度にはたくさんのクラスがこれを試すべきだと思う? 456 00:19:23,300 --> 00:19:25,300 ええ 準備できています 457 00:19:25,300 --> 00:19:27,300 すでに百万というユーザがいます 458 00:19:27,300 --> 00:19:29,300 少しばかり増えても どうってことありません 459 00:19:29,300 --> 00:19:32,300 (笑) 460 00:19:32,300 --> 00:19:34,300 アメリカ中の教室が明日使うようになって 461 00:19:34,300 --> 00:19:36,300 いけない理由はありません 462 00:19:36,300 --> 00:19:39,300 教え合うというビジョンだけど 463 00:19:39,300 --> 00:19:42,300 そのアイデアは 僕の勘違いでなければ 464 00:19:42,300 --> 00:19:44,300 ユーザインタフェースのどこかで 465 00:19:44,300 --> 00:19:46,300 ボランティアする人を見つけ 466 00:19:46,300 --> 00:19:48,300 その評判を見て 467 00:19:48,300 --> 00:19:51,300 予定を入れたり連絡を取ったりできるということかな? 468 00:19:51,300 --> 00:19:53,300 その通りです そしてそれを 469 00:19:53,300 --> 00:19:55,300 この場の皆さんに おすすめしたいのです 470 00:19:55,300 --> 00:19:58,300 先生用のダッシュボードは 今すぐログインして見に行くことができ 471 00:19:58,300 --> 00:20:00,300 自分の子どもや甥やいとこや 472 00:20:00,300 --> 00:20:03,300 クラブの子どもたちの 473 00:20:03,300 --> 00:20:05,300 コーチになれます 474 00:20:05,300 --> 00:20:08,300 相談相手や先生に 475 00:20:08,300 --> 00:20:10,300 すぐになれるのです 476 00:20:10,300 --> 00:20:12,300 すべて揃っています 477 00:20:12,300 --> 00:20:14,300 すごいね 478 00:20:14,300 --> 00:20:16,300 教育の未来を垣間見せてもらった気がするよ 479 00:20:16,300 --> 00:20:18,300 ゲイツ: どうもありがとう カーン: ありがとうございます 480 00:20:18,300 --> 00:20:21,300 (拍手)